ダイエット太郎の秘密のボディメイク術

自分のカラダを好きになりたい人のためのダイエットブログ

【考察】ダイエットと筋トレのバランスについての考え方

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こんにちは。ダイエット太郎です。

最近は筋トレの話題をずっと書いています。

今日も続きを書きたいなと思っていたのですが、ちょっとその前に自分考えについて書いていこうと思っています。

 

まず、「筋トレ」をすると「mTOR」という細胞の中のたんぱく質が活性化して、筋繊維(筋細胞)内の筋たんぱくが「合成」に傾いていくことを書きました。

次にアミノ酸を摂取することも「mTOR」を活性化させて、筋繊維(筋細胞)内の筋たんぱくを「合成」してくれることを書いてきました。

 

なので、最近のボクの書いてきた内容を見た人にとっては

『「mTOR」をとにかく活性化させよう!』

『「筋トレ」と「アミノ酸」を取ればいいんだ!』

という感じになると思います。

 

でも、ここで考えないといけないことがあります・・・

それは、「mTOR」を常に活性化させ続けることのリスクについてです。

特にダイエットブログであるこのサイトにあっては、これを強調する必要があるので、今日は書いていきますね^^

 

「mTOR」を活性化することで細胞が「成長モード」になり、筋肉においては筋繊維(筋細胞)が太くなります。

筋肉が付いたカラダというのは健康にも良く、魅力的ですね^^

でも、筋肉が成長する過程で「mTOR」が常時活性化されている状態は決して健康に良いわけではありません。

つまり”極端に”言うとこういうことです。

 

筋肉の付いたカラダは健康に良い

筋肉を成長させる時間は健康に悪い

 

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これはどういう意味でしょうか?
「mTOR」の活性化は筋肉以外にも、色々な細胞の成長には欠かすことが出来ません

カラダの組織の「新陳代謝」に関わっているからです。

「新陳代謝」というのは細胞の生まれ変わりですね。

古いカラダの組織のたんぱく質を「分解」してアミノ酸にした後、そのアミノ酸を材料に新しい組織の「合成」に使われるわけです。

もし、常時「mTOR」が活性化され続けると、細胞はずっと「合成」に傾き続けますよね。

本来、「分解」されるはずの機能不全に陥った古い細胞や細胞内のたんぱく質が残り続けることになります。

それこそが大きな問題となります。

機能不全に陥った古い細胞やたんぱく質というのは、いわゆる「生活習慣病」や「現代病」と言われる病気の基だからです。

現代人は常に食事が食べられる環境ですから、食事によって「mTOR」が活性化されやすい状態です。

肥満症や血管の狭窄、がん、アルツハイマー病などは、古い細胞や組織が「分解」されず、常に細胞のたんぱく質が「合成」に傾き成長を続けることで起こります。

 

なので、「mTOR」が活性化されていない時期を作ることも間違いなく必要です。

この点、ジェームズ・W・クレメントは著書「SWITCH/オートファジーで手に入れる究極の健康長寿」の中でこのように言っています。

 

 

mTORの働きが抑制されると「細胞の自己浄化モード」であるオートファジーが起動し、脂肪を燃焼させるだけではなく、細胞内に生じた有毒物質や増殖しようとしているがん細胞を除去する。逆に、mTORが活性化すると、「細胞の成長モード」に入る。このモードでは、タンパク質の生産、エネルギー(グルコースと脂肪)の蓄積、細胞の形成などが促進される(確かに人間には、脂肪を蓄え、たんぱく質や細胞の生産を増やすべき時期もある。だがそのために、細胞修復や自己浄化のプロセスを抑制し続けるべきではない。)。この「成長モード」(同化プロセス)の状態が極端に長くなると、病気にかかりやすくなる。そして現代の私たちの生活習慣は、まさにそれに当てはまる。

ジェームズ・W・クレメント著,SWITCH,p27 より引用

 

 

書いてあることを難しく感じるかもしれませんが、とにかくバランスを取りましょうということですね。

筋肉を付けたいと思って「筋トレ」に励み、毎日のように「プロテイン」を飲むこと、これは一見健康に良いことに見えます。

でも、それを1年中ずっと行えば、「mTOR」の活性が続いて病気にかかりやすくなります。

また、「ダイエット」のために脂肪を燃やしたいと「mTOR」を抑制しつづけるような食事では、細胞の「分解」が優勢になって筋肉はついていきません。

 

ボディビルダーやフィジーカーなど競技として筋肉を付ける人は、筋肉を付ける「増量期」と脂肪を落とす「減量期」を巧みに使い分けます。

「mTOR」を活性させる時期もありますが、「mTOR」を抑制する時期もあるんです。

最近は「チートデイ」を取り入れましょうというダイエットの良い情報も増えています。

  

ボクたちは常にバランスを取る必要があります。

 

ボクは多くの本を読んで、「mTOR」の活性と抑制を1:2で行うのが良いと思っています。

つまり、イメージとして筋肉と脂肪を付ける時期が4か月なら、ダイエットする時期を8か月取ることでより健康的な生活を送れると思っています。

ここ最近の「筋肉をつける」のテーマはその4か月のことだと思ってこれからも読んでもらいたいと思います。

 

「バランスよく」というのはずるい言葉だなとは思うんですが、それでもバランス良く生活することが健康には大事だということを意識してもらいたいなと思います。

最後は逃げだったかな^^;

ダイエットの期間に関しても、またブログにしたいと思います。

それでは、また明日!

あっ、先ほどの参考図書は下に概要を貼っておきます^^

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