ダイエット太郎の秘密のボディメイク術

自分のカラダを好きになりたい人のためのダイエットブログ

【ホルモン】インスリン・IGF-1ー「mTOR」を活性化する

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こんにちは。ダイエット太郎です。

先日までは筋肉を大きくする上で、細胞の中にある「mTOR」と呼ばれるタンパク質の複合体を活性化することで、筋肉が大きくなるという話をしましたね。

今日はこの「mTOR」について、ホルモンの立場から書いていこうと思います。

少し難しい内容になりそうなので、さらーっと流す感じで読んでいただければ嬉しく思います^^

 

目次

 

はじめに

このブログでは筋細胞の「mTOR」を活性化させると、筋肉が大きくなるという話を書いてきました。

もちろん、「mTOR」というのは、筋細胞以外の細胞にも含まれています。

研究報告は少なかったんですが、「脂肪細胞」にもこの「mTOR」が含まれれるようです。

脂肪細胞の「mTOR」を選択的に阻害(抑制)したところ、脂肪細胞の脂肪の蓄積が抑制されたことが確認されています。

つまり、「mTOR」を抑制させることで脂肪細胞は小さくなったということです。

それで、「mTOR」の役割は

 

「mTOR」を活性化=細胞の成長モード

「mTOR」を抑制化=細胞の浄化モード

 

と明確になっていて、カラダの細胞の成長をコントロールしているわけなんです。

 

そんな中で筋肉の「mTOR」を活性化させるには

  1. 筋トレによる刺激
  2. ロイシンなどのアミノ酸を摂ること

が必要なことも書いてきました。

 

今日は「mTOR」を活性化させるホルモンについて書いていこうと思います。

カラダの中には「mTOR」を活性化させるホルモンがあるんですね。

それが「インスリン」と「IGF-1」と言われるホルモンです。

 

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「mTOR」を活性化させるホルモン

インスリン

このブログでは何度も登場している「インスリン」ですが、インスリンの濃度が高い時「mTOR」は活性化されます。

もちろん、これは理にかなっていますよね。

食事によって体の中に栄養が沢山ある状態なので、「mTOR」が活性化されカラダが「成長モード」に入るのは合理的なんです。

そして、「インスリン」は体重の設定値を上げてしまうわけです・・・

インスリン」というのは常にカラダを大きくする方に傾けてしまう、ダイエットを志すヒトにはやはり残念な役回りと言えそうです^^;

 

IGF-1

このブログでは一度だけ出てきたホルモン「IGF-1」。

このホルモンは成長ホルモンとセットで考えるホルモンでした。

脳から成長ホルモンが出た際に肝臓に作用して、肝臓から「IGF-1」が分泌されます。

このIGF-1」も「mTOR」を活性化させ、筋肉の筋タンパクの合成を促す働きがあります。

ですが、この「IGF-1」の働きはこれにとどまりません。

物凄いカラダにメリットをもっているんですね。

 

IGF-1のメリット

  • 筋肉の筋タンパクの合成を促す
  • 炎症反応を減らし、酸化ストレスを抑える
  • 脳の新しいニューロンの成長を誘発し、脳の健康度を高める
  • 血管に抗炎症、抗酸化作用をもたらす
  • 骨密度を高める
  • 免疫系をサポートする

 

スゴイ健康効果ですよね。

でも、実は「IGF-1」にはデメリットもあります。

 

IGF-1のデメリット

・(明確に)寿命が縮む

・がんを増殖させる

 

結構恐ろしいデメリットですよね^^;

 

今日のまとめ

「mTOR」を活性化させるホルモンとして「インスリン」「IGF-1」という2つのホルモンを挙げました。

インスリン」はよく知られているように食事によって、分泌されるホルモンです。

そして、体重を増やしてしまうホルモンでもあります:;

IGF-1」ホルモンは成長ホルモンが肝臓に作用して、肝臓から出されるホルモンです。

健康に必要なメリットを持っている反面、寿命を短くし、がんを増殖させるというデメリットも持ち合わせるホルモンです。

ですから「IGF-1」はカラダに必要ではあるものの、常にカラダにあるべきではないホルモンでもあります。

 

特に、筋トレをハードに行っている人は注意が必要です。

なぜかというと、筋トレによって、筋肉が低酸素状態になると「成長ホルモン」が多く分泌されることがわかっています。

それだけではあまり「IGF-1」は分泌量が増えないんですが、同時にインスリンの量が増える時に「IGF-1」も増えることがわかっています。

その点、筋トレと食事をセットに考えるトレーニーの人たちは注意が必要です。

 

おそらく、「mTOR」を活性化しカラダを「成長モード」にすることというのは、寿命やがんと密接な関係があるのだと思います。

もちろん、競技者として筋肉を付ける事や脂肪を削ることを行っている人はこの点、理解しながらやっている人もいると思うので、あまり意見することはできませんが、健康を目指してやっている人に関してはバランスをとるべきだと言えるでしょう。

それでは、また。

今日の内容の参考図書

 

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