お味噌汁と白米を食べた時の血糖値の変化ー血糖値の上がり方測定7・10・11日目
こんにちは。ダイエット太郎です。
血糖値測定の検証も10日経ちまして、いよいよ後半に入りました。
ここまで、良い結果として
①白米より玄米の方が血糖値の上昇も下降も穏やかで優秀。
②食物繊維サプリメントは食前に摂ると血糖値が下がりやすくなる。
③食事後少し時間をおいて運動する方が血糖値の上昇を穏やかにする。(食事後30分後のウォーキングは血糖値の上昇を低下させる。)
というものがありました^^
あまり良い結果ではなかったのは、
①冷ご飯は白米と同じように血糖値の上昇する。
②食事直後の運動は血糖値を急激に上昇させる。
という結果ですね^^;
ボクの体質もあるとは思いますが、冷ご飯は食感が悪いので・・・
今後はやらないと思います^^;
出来れば、ご飯はおいしく食べたいですしね!
さて、今日は「お味噌汁と白米を同時に食べた時の血糖値の変化」について書いていきたいと思います。
典型的な日本の朝ごはんといえば、ご飯とお味噌汁!
そんなご飯もお味噌汁から飲むと血糖値の上昇が穏やかになると言われています。
今回はそれを検証しようと実践してみたんですが・・・
なんとこれに、3日も費やしてしまいました。
結論から言いますと、お味噌汁と白米を一緒に食べても血糖値の上昇は穏やかになりませんでした^^;
それどころか、ものすごい高い値になってしまってビックリ!
少しずつ下に書いていきます。
よろしくお願いいたします!
目次
はじめに
味噌汁の歴史
日本人の食事の西洋化は1970年代から急速に進んできました。
日本の味噌の消費量は1970年以降、減少に転じ、今は当時の半分ほどの消費量しかないそうです。
そんな味噌には抗酸化作用や乳酸菌による整腸作用など、健康に良い成分が入っていますが、今回はそこには触れず、味噌汁について書いていきましょう。
味噌汁は中に入れる具材が豊富で、野菜やキノコ、海藻や貝類など、味噌に含まれる以外にも多くの栄養分が取れます。
具材に根野菜などを含めなければ、食物繊維やアミノ酸を多く含む低糖質の飲み物となります。
栄養面でかなり優秀な食事ということがわかると思います。
味噌汁が血糖値を下げる
血糖値に対してはどうでしょうか?
味噌汁には3つの理由で血糖値の上昇を抑えてくれる効果があるようです。
1.食物繊維の入った具材によって、血糖値の上昇が穏やかにしてくれる効果がある。
2.味噌に含まれる、褐色成分である「メラノイジン」は小腸で糖分が吸収されるのを防いでくれる作用がある。
3.味噌によって「アディポネクチン」というホルモンが分泌されることで、「インスリン」の働きが良くなり血糖値が下がる。
今回の検証の内容
1.白米と味噌汁を一緒に食べた時の血糖値の変化
測定・対象者:ダイエット太郎
測定日:2021年7月11日・14日・15日
測定時間:起床直後
白米と味噌汁を同時に食べた時の測定値
11日(インスタント)
・食事開始時血糖値:86mg/dl
・食後最高血糖値:189mg/dl(食べてから45分後)
・食後最低血糖値:90mg/dl(食べてから150分後)
15日(手作り)
・食事開始時血糖値:88mg/dl
・食後最高血糖値:207mg/dl(食べてから45分後)
・食後最低血糖値:91mg/dl(食べてから150分後)
今回は、11日と15日の結果(14日は15日とほとんど変わらない)を白米と並べてグラフにします。
青色の線が「白米(150g)」の血糖値
オレンジ色の線が「味噌汁(インスタント)と白米」の血糖値
灰色の線が「味噌汁(手作り)と白米」の血糖値
グラフ1:白米と白米を食べた直後に15分間歩行した時の血糖値今回は白米と並べてみました。
お味噌汁とご飯の組み合わせ・・・
見事に「白米(150g)」を超えていきました^^;
それにしても、手作りの味噌汁と白米を食べた時に200mg/dlを超えた時にはビックリどころか不安になりました:;
やはり、ボクは糖尿病予備軍なのだろうと思います。
1月から3か月で10kg痩せたものの、30年近い食習慣が依然としてカラダに悪影響を及ぼしていることを感じました。
ますます、ブログをやる上でしっかりと自分のカラダの健康リテラシーを高めたいと思いました!
2.白米と味噌汁を一緒に食べた時の血糖値の変化率
「変化率」は食事を口にした時の血糖値を基準値にしてどれほど上昇したのか割合で表したものになります。
上昇率はその日の食事を口にした時の血糖値を基準値にするので、日による血糖値の違いの影響を受けにくい特徴があります。
グラフ3:白米と食後に歩いた時の血糖値の変化率比較
手作りのお味噌汁と白米を食べた時の血糖値の上昇率が135%上昇^^;
12日間検証してきましたが、最も上昇した食べ方になってしまいました。
4.ダイエット太郎の考察・まとめ
味噌汁には血糖値を抑える効果があると言われています。
味噌汁に入っている具材の食物繊維や「メラノイジン」によって、糖分の吸収が抑えられると言われているからです。
今回は、味噌汁とご飯を一緒に食べた時の血糖値の変化を検証しました。
ただ結果は白米だけ食べた時と比べて、血糖値の上昇が急激になるという結果になってしまいました。
考察①:食べるタイミング
一般に味噌汁は血糖値が下がると言われる中で、今回失敗してしまった理由の一つは食べるタイミングかもしれません。
一口目はお味噌汁でしたが、その後は交互に食べたので、食物繊維の効果が出る前に白米が小腸に届いて吸収されてしまったのかもしれません。
でも言い訳が許されるなら、せっかくのご飯はおいしく食べたいので、お味噌汁とご飯は一緒に食べた方が美味しいのにという・・・
そして、朝一番というのも少し考えた方が良いかもしれません。
夜間胃腸は休んでいる(寝る直前に食べるなければ)ので、朝は胃腸は活動的とは言えません。
胃腸の活動を良くするには暖かい飲み物を一杯飲むと良いと言われているので、お味噌汁を飲むことで胃腸が活発になって、糖分の吸収がかなり良くなってしまったのかもしれないと考えています。
考察②:使用する味噌
個人的にはこちらの方が影響が大きいかなと感じています。
今回、使った味噌なんですが、インスタントにしても手作りのお味噌汁にしても、使った味噌は白味噌に近いものでした。
糖分の吸収を穏やかにしてくれる「メラノイジン」は味噌の褐色成分なので、白味噌より赤味噌の方が多く含まれています。
その分、「メラノイジン」の効果は期待できなかったかもしれません。
また、味噌などは作る工程で、米麹もしくは豆麴を使ってしまうと炭水化物が入るので、その影響もあったかもしれません。
でも、麴に関しては可能性の話なので・・・
少しまとめてみましょう。
まとめ
1.一般的には味噌汁を食事の一口目に飲むと、血糖値の上昇を抑えられると言われている。
2.今回の検証では、白米と味噌汁を同時に食べると血糖値が上がってしまった。
3.朝食に味噌汁と白米だけという組み合わせは、胃腸の活動を刺激して必要以上に白米の糖分を吸収してしまう可能性がある。
4.味噌汁を作るときは血糖値を下げる褐色成分「メラノイジン」の多い赤味噌を使った方が良い結果が得られると思われる。
5.結論
いやー、お味噌汁と白米を一緒に食べることに関しては散々な結果になってしまいました。
予想としてはもっと血糖値の上昇は穏やかになると思っていたので、残念な気持ちが大きいです。
それでも、味噌汁も白米も自分は好きなので、今後も食べようと思っています!
血糖値の上昇しない食べ方は今後も検討していきますし、良い食べ方を発見していきたいなと思っています。
ただ、今回の結果から以下のことはやめようと思います。
1.朝1番に味噌汁と白米だけ食べることはしない。
2.もし食べる場合はもう一品食物繊維の取れる野菜料理を食べる。
4.具材は食物繊維が多めのものを沢山入れる!
皆さんもどんな食べ方しているか、教えてほしいです^^
さて、残るところあと3日となったので、頑張ってやっていきたいと思います!
明日からは、白米と一緒に炊くものを変えて、血糖値の上昇を見ていこうと思っています。
明日は、まず黒米、そして明後日はスーパー大麦です!
それではまた明日^^