【オススメ】白米に「スーパー大麦」を混ぜ合わせた物を食べた時の血糖値の変化ー血糖値の上がり方測定13日目
こんにちは。ダイエット太郎です。
昨日は白米に黒米を混ぜて炊いたものを食べた時の血糖値の変化を見ていきました。
血糖値の上値は抑えられたので良かったのですが、白米との違いが明確ではなかったのが残念でしたね^^;
でも、栄養価が高いので、今後も食べていきたいと思います。
血糖値の変化を見るのも残るは2日です。
今日は最後に試したかった食材、「スーパー大麦」を白米に混ぜたものの血糖値を見ていきたいと思います!
皆さんは「スーパー大麦」を知っていますか?
ボクが今回使用したのはこちら
本当に「スーパー大麦」という名前で売っています^^
時々、TVでも紹介されるのですが、ボクが知ったのは同じ理学療法士で、ボディビルダーの岡田隆先生(バズーカ岡田という名前でホンマでっかTVにも出演しています)がYoutubeで紹介しているのを聞いて初めて知りました。
動画でも紹介されているのですが、この「スーパー大麦」は食物繊維が”圧倒的に”豊富です。
水溶性食物繊維が糖分の吸収を穏やかにしてくれるので、血糖値の上昇が抑えられるのは、耳にタコができるほど言いましたが、スーパー大麦は数ある食材の中でも最高です^^
なかなか、近所のスーパーでは見ないので、今回はネット販売で購入しました!
値段は黒米をよりはほんの少し割高でしょうか?
国産スーパー大麦 900g ビューファイバー 100% 愛知県産 高β-グルカン大麦品種【 ネコポス 送料無料 】β-グルカン値 12.3g/100g中 価格:1,500円 |
他にも、押し麦や十五穀米、ひえやあわといった雑穀も売っていたのですが、今回の検証では断念^^;
食物繊維に特化した、このスーパー大麦で血糖値の上昇が抑えられるか見ていきたいと思います。
よろしくお願いたします!
目次
- はじめに
- 1.白米にスーパー大麦を配合した時の血糖値の変化
- 2.白米にスーパー大麦を配合した時の血糖値の変化率
- 3.玄米と白米・スーパー大麦を配合したご飯の比較
- 4.ダイエット太郎の考察・まとめ
- 5.結論
はじめに
スーパー大麦の栄養
スーパー大麦は正式名称を「バーリーマックス(BARLEYmax)」と言います。
先進国の中でも肥満率の高いオーストラリアがその対応策として10年近くの年月をかけて開発したのがスーパー大麦です。
開発と聞くとちょっと嫌な響きですが、安心してください^^
非遺伝子組み換えの食品です。
その特徴は穀類の中でも圧倒的に食物繊維の含有量が多いことです!
ボクが購入したスーパー大麦の成分表示がこちら
炊いたご飯(100g)の栄養 | スーパー大麦 | 精白米 | |||||
エネルギー(kcal) | 345 | 156 | |||||
たんぱく質(g) | 13.4 | 2.5 | |||||
脂質(g) | 4.8 | 0.3 | |||||
炭水化物 | 食物繊維総量(g) | 20.7 | 1.5 | ||||
炭水化物(g) | 72.3 | 37.1 |
残念ながら、いつも参考にしている文部科学省の日本食品標準成分表には記載がありませんでした。
しかし、大麦にはカリウムや亜鉛などのミネラルが豊富に含まれているので、スーパー大麦にも含まれていると考えていいでしょう。
なにより、食物繊維は精白米の約20倍という驚異の多さです!
カロリーが多いのを気にされる方はあまり心配しないでください。
白米と一緒に炊くときは2~3割程度ですから、そこまで白米と大差はありません^^
スーパー大麦が血糖値を下げる
「スーパー大麦」には3種類の水溶性食物繊維が含まれています。
1.βーグルカン(本品には100g中12.3g)
2.フルクタン
3.レジスタントスターチ
この3つの水溶性食物繊維は胃と小腸では消化されず、ゲル状になって糖分が小腸で吸収されるのを防いでくれます。
大腸に到達してからも働いてくれるのですが、それはまた今度まとめてみたいと思います。
今回は白米120gに対してスーパー大麦30gの割合で炊いてみました。
1.白米にスーパー大麦を配合した時の血糖値の変化
測定・対象者:ダイエット太郎
測定日:2021年7月17日
測定時間:起床直後6:30開始
血糖値の測定値
・食事開始時血糖値:90mg/dl
・食後最高血糖値:154mg/dl(食べてから60分後)
・食後最低血糖値:101mg/dl(食べてから150分後)
比較しやすいように白米(150g)を食べた時の血糖値も並べてみます。
青色の線が「白米(150g)」の血糖値
オレンジ色の線が「白米(120g)スーパー大麦(30g)」の血糖値
グラフ1:白米と白米・スーパー大麦を配合したご飯を食べた時の血糖値
結果を測っている時はほんとうれしかったですね^^
血糖値のピークの値が低い!(笑
食後45分までは白米と同じように上がっていったんですが、食後60分のピーク時が低く、その後しっかりと下がっていきました。
変化率も見てみましょう。
2.白米にスーパー大麦を配合した時の血糖値の変化率
「変化率」は食事を口にした時の血糖値を基準値にしてどれほど上昇したのか割合で表したものになります。
上昇率はその日の食事を口にした時の血糖値を基準値にするので、日による血糖値の違いの影響を受けにくい特徴があります。
グラフ2:白米と白米・スーパー大麦を配合したご飯を食べた時の血糖値の変化率比較
いつも変化率にすると差が見えづらくなってしまいますね^^;
それでも、白米の時よりピークが低く、その後の下降時は特別早くはないですが、白米と同じペースで下がっていますね。
以前測った玄米の時と比べてみましょう。
3.玄米と白米・スーパー大麦を配合したご飯の比較
玄米と白米・スーパー大麦を配合したご飯を食べた時の血糖値の変化率比較をしようと思います。
オレンジ色の線が「白米(120g)スーパー大麦(30g)」の血糖値
灰色の線が「玄米(150g)」の血糖値
グラフ3:玄米と白米・スーパー大麦を配合したご飯を食べた時の血糖値の変化率比較
玄米はピークも高いですが、血糖値が下がるのも早いという特徴がありました。
それに比べると、スーパー大麦配合は下降のスピードは遅いですが、ピークが抑えられていて、血糖値の変化も穏やかでした。
考察に移ります。
4.ダイエット太郎の考察・まとめ
スーパー大麦にはβグルカン、フルクタン、レジスタントスターチという3種類の水溶性食物繊維が豊富に含まれるため、糖分の吸収が穏やかになり、血糖値の上昇が抑えられると言われています。
今回の検証でも、白米と比べて、血糖値のピークが小さく、変化も穏やかでした。
他に玄米とも比べてみましたが、ピークはスーパー大麦の方が低かったですね。
ただ、血糖値が下がるスピードは玄米の方が早く下がっていきました。
玄米のように血糖値が下がるのが早いというのは、インスリンの分泌する時間が短いという点では良いように思えますし、自分も以前は良いことだと思っていました。
ただ、血糖値が急に下がると「血糖値スパイク(血糖値の急上昇急降下)」の症状が出ることがあるので、注意が必要です。
血糖値スパイクの症状というのは、血糖値が下がった時の低血糖の症状のことでで空腹感や、だるさ、眠気、ふらつきなどがあります。
今回、計測した時に玄米の時だけなぜこんなに、急降下したのか自分でもよくわかっていないのですが、急に下がるのがいい訳ではないということですね・・・
今回改めて、勉強の大切さを感じました!
結果、血糖値の上昇を抑えるということが一番大事だということですね!
その意味でスーパー大麦の結果が良くて安心しました。
2週間色々な食べ方をしてきた中で、最も血糖値の上値が低い(最高値156mg/dl)食べ方になってくれましたね(最高値は味噌汁と同時に食す時で、最高血糖値:207mg/dl) 。
スーパー大麦の食物繊維恐るべしといったところです!
まとめ
1.スーパー大麦にはβグルカン、フルクタン、レジスタントスターチと言われる3種類の水溶性食物繊維が豊富に含まれている。
2.スーパー大麦に豊富に含まれている食物繊維によって小腸での糖分の吸収を穏やかにしてくれる。
3.今回の血糖値測定ではスーパー大麦配合の白米は血糖値の上値が低く、血糖値の下降もより穏やかだった。
4.血糖値の上昇値が低いことで、普通に白米を食べるより、インスリンの分泌量が抑えられることが期待できる。
5.結論
今回は期待していた「スーパー大麦」を食べて、いい結果が出てうれしく思っています。
食感に関してはうるち麦ということで、「もちもち」ではなく「プチプチ」といった食感でしたね^^
ボクは玄米の「ゴワゴワ」した食感が子供の頃から苦手なんですが、スーパー大麦の「プチプチ」は全然OKでした。
小さいお子さんでも全然食べられるんじゃないかなと思います!
昨日計測した黒米も余っているし、黒米のアントシアニンも混ぜながら、スーパー大麦の食物繊維を丸っと食べてしまおうかな・・・
さて、残るところあと1日になりました。
明日は、すべての良かったところを合わせて、やってみるのですが、この検証を始める際に
①白米の種類
②食べる順番
③運動との組み合わせ
という3つのタイプを検証したいということを言っていました。
13日の結果を総合すると
①白米の種類:スーパー大麦配合の白米
②食べる順番:食物繊維サプリを食前に飲む
③運動との組み合わせ:食事30分後にウォーキング
という形でやれば一番血糖値が穏やかになりそうです。
そのようなわけで、ボクも明日を楽しみにやっていきたいと思います。
それではまた!