ダイエット太郎の秘密のボディメイク術

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【オススメ】ホルモンコントロールダイエットー成長ホルモン

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Growth hormone

こんにちは。ダイエット太郎です。

今回は、ホルモンをコントロールするダイエットの上で、このブログでは3つ目のホルモンについて、書いていこうと思います。

過去にコントロールしたいホルモンとして書いたのは「インスリン」と「コルチゾール」でした。

今回書いていこうと思うホルモンは「成長ホルモン」です。

ホルモンの中では割とおなじみの名前ですね。

しかし、昔から気になっていたのは、「インスリン」とか「コルチゾール」というのはカタカナでいかにもホルモンといった具合なのに、「成長ホルモン」だけは漢字が入っていてなんだか格好が付かない感じがしますよね。

そう感じるのはボクだけでしょうか?w

英名は「growth hormone(GH)」ということでまさに直訳したから「成長ホルモン」というわけで・・・

悲しいかな、アニメの必殺技にはなれそうにありませんね。

それでも、ヒトにとって、特にダイエッターの方においては絶対に知っておくべきホルモンの一つになるので、今日は解説していきます!

 

目次

 

成長ホルモンとは

成長ホルモンはヒトの成長と代謝に関わるホルモンです。

成長に関しては子供の成長やカラダの細胞を補修してくれるという点で大事ですが、ダイエットの観点においてはこの代謝の部分を理解することが大事になります。

成長ホルモンを分泌するのは脳の下垂体という部分の前側(前葉)にある「成長ホルモン分泌細胞」から分泌されます。

本当は「成長ホルモン放出ホルモン」というのが同じく脳の視床下部から出されてから反応するのですが、こちらはややこしいので、いずれ書いていきましょう。

成長ホルモンは睡眠中に分泌されることは良く知られていますよね。

特に入眠後最初の3時間に最も多く分泌されると言われています。

また、インスリン拮抗ホルモンとして、血糖値が低下すると分泌されます。

そして、強度が高い運動をした時に成長ホルモンは分泌されることもわかっています。

強度が高いというと難しい表現ですが、有名な「加圧トレーニング」では安静時と比べて成長ホルモンが290倍にもなったとの報告がなされています。

それは「加圧トレーニング」によって代謝産物として乳酸が増え、それに反応して成長ホルモンが分泌されたというものです。

乳酸が増える運動というは「無酸素運動」になるので、無酸素運動が成長ホルモンの分泌を促すと考えていいでしょう。

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成長ホルモンの働き

成長・強化

〇骨の伸張

成長期の子供の骨端線では軟骨細胞の破壊と分裂、増殖が盛んに行なわれています。

成長ホルモンは骨端線での軟骨細胞の増殖を促して骨を成長させるのに一役かっています。

〇細胞の生まれ変わり

成長ホルモンは別名「若返りホルモン」と言われています。

肝臓に作用して、肝臓からIGF-1」というホルモンが分泌されると、肌や髪に働きかけてることで細胞の生まれ変わりを助けています。

〇筋肉の同化

子供や大人の筋肉の発達に成長ホルモンは関係しています。

新陳代謝という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

筋肉や皮膚などは細胞を常に新しい細胞を作り替えているわけですが、その際栄養素を合成して細胞を作るなどカラダに蓄えることを同化、そうした細胞などを分解してエネルギーを作り出すことを異化といいます。

先ほども出てきましたが、成長ホルモンが肝臓に作用すると「IGF-1」というホルモンが分泌されます。

このIGF-1」は筋肉などに対して同化するつまり筋肉を合成するように働きます。

筋肉を付けたい時には頭に入れておきたい知識ですね。

代謝

〇血糖値の上昇

肝臓でグリコーゲン(糖分を貯蓄する時の形)を分解して、血糖値を上げる働きがあります。

また、インスリンの働きを抑制することで血糖値の低下を抑制します。

〇体脂肪の分解

体内で糖分が不足し、エネルギーが不足すると脂肪細胞内で貯蓄している中性脂肪を分解し、エネルギーとして使える状態にして血液中に放出されます。

 

ダイエットに有効な成長ホルモン

糖分の蓄積を抑制し、体脂肪を分解する

成長ホルモンは糖分が細胞内に取り込まれるのを抑制してくれます。

また、脂肪細胞にある中性脂肪を分解して、血中ケトンという脂肪から作られるエネルギー源を作り出してくれます。

これによって、カラダを動かすエネルギー源がすぐに使える状態にしてくれるので、エネルギーを消費しやすい状態にしてくれます。

お腹についた脂肪はまず、分解して血液中に出ないと減ってはくれませんから、分解する役割を持つ成長ホルモンは大事ですね!

 

IGF-1の分泌を促し、たんぱく質の合成を促すことで基礎代謝量を上げる

成長ホルモンが分泌され、「IGF-1」の量が増えると筋肉のたんぱく質が合成されるように働きます。

筋肉ではその組織が”ふるえ”ることによって熱が産まれ、エネルギーを消費するので、筋肉量が増えると基礎代謝量を上げる作用があります。

 

ファスティングの際に最も重要ともいえる働きをする

この2つの効果を最大限に活かせるダイエットの方法が「ファスティングつまり断食ダイエットです。

ヒトにとっての三大栄養素である、たんぱく質、脂質、糖質ですがその内、脂質と糖質はエネルギー源となるためカラダに蓄積されるやすいことは良く知られていると思います。

成長ホルモンはこの糖質の蓄積を抑制し、体脂肪を分解して脂質をすぐに使える状態にしてくれます。

ファスティングを行うとこの成長ホルモンは分泌量が増えます(1988年の研究では2日間のファスティングで約5倍)。

そのため、ファスティングを行うことで最初の内は糖質をエネルギーとして使いますが、その内、脂質にエネルギー源が切り替わり体脂肪を分解し始めてくれます

 

他にも大事な作用があります。

成長ホルモンは肝臓に働きかけて、「IGF-1」の分泌も促してくれるということです。

主にたんぱく質で作らえている筋肉もアミノ酸に分解してエネルギーにしよう(異化)という作用がありますが、ファスティングでは成長ホルモンが大量に分泌され、「IGF-1」の分泌も促されるため、過度な筋肉の減少は起こらず、基礎代謝量の減少はありません。

むしろ、血糖値が低下することで他の「インスリン拮抗ホルモン」である、「ノルアドレナリン」が増えることで基礎代謝量が上がります。

 

脂肪を分解しエネルギー源にして、基礎代謝を落とさず燃やしてくれる効果も期待できる「成長ホルモン」は是非分泌量を上げるようなそんなコントロールをしたいホルモンですね!

 

成長ホルモンは入眠後3時間の間、血糖値が低下した時、強度の高い運動(無酸素運動)をした時に分泌されることもしっかりと覚えておきましょう^^

 

まとめ

・成長ホルモンはヒトの成長と代謝に関係するホルモンである。

・成長ホルモンは糖質の取り込みを抑制し、脂肪の分解を促す。

・成長ホルモンは「IGF-1」の分泌を促し、筋肉の合成を促す。

・「成長ホルモン」コントロール

ファスティングは成長ホルモンの分泌量を増加させる。

→入眠直後の3時間は成長ホルモンの分泌が起こる。(睡眠の質の向上)

→強度の高い運動(無酸素運動)は成長ホルモンの分泌を促す。