部分痩せーホルモンのコントロール改善から得られるもの:その3
こんにちは。ダイエット太郎です。
先日から部分瘦せに関して書いていますが、今日で最後になります。
最後はホルモンについて書いていきます。
自分のダイエットにおけるテーマは「ホルモンをコントロールすること」
なので、これが僕にとって一番取り組むべきテーマになります^^
とはいえ・・・
ダイエット太郎調べではありますが、部分痩せとホルモンの関係を研究している科学者の方はいないようです^^;
悲しい:;
ただ、医療従事者のボク個人の意見としてはホルモンと部分瘦せには大きな関係があると思っています。
研究が進むにつれて、ホルモンがカラダの各部位の脂肪にどのように関係しているのかがわかっていくものと思います!
今日は現段階で書けるホルモンと部分瘦せに関することを書いていきます。
それでは、よろしくお願いします!
目次
1.コルチゾールホルモン
コルチゾールの役割
コルチゾールは内臓の副腎皮質というところから出ているホルモンです。
役目としてはヒトがストレスを感じた時にそれに対抗できるようにカラダに働きかけることです。
血糖値を上げて、エネルギーをすぐ使える状態にしたり、炎症を抑えたり、興奮作用のあるホルモンの分泌を促したりします。
コルチゾールの過剰分泌
そんなコルチゾールですが、副腎皮質のがんなどによってコルチゾールの分泌が過剰になることがあります。
その病態のことを「クッシング症候群」といいます。
非常に多くの症状が出やすく、高血圧や浮腫み、骨粗しょう症、筋肉の萎縮などカラダの代謝機能に異常をきたします。
そうした沢山ある症状の中に「中心性肥満」というものがあります。
体型の変化
病的なコルチゾールの過剰分泌により「中心性肥満」が生じます。
中心性という言葉の通り、顔面や体幹に脂肪が集中的に付き、手足はやせ細っていきます。
この中心性肥満になる原因が実はあまりよくわかっていません。
ただ、手足などの末梢の脂肪細胞と体幹部の脂肪細胞ではホルモンに対する反応が違う可能性が示されています。
この分野がもっと解明されたら、部分瘦せのヒントになると思うのに・・・
注意点としてクッシング症候群の人全員にこの症状は出ないということです。
症状には個人差がありますし、そもそも、クッシング症候群になるほどのコルチゾールの過剰分泌は普通に生活していればありえません。
なので、過度な心配は禁物です。
ただ、ホルモンは部分的に体型を変化させるというのがわかる例の一つだと思います。
コルチゾールの改善
コルチゾールは別名ストレスホルモンと呼ばれています。
さっきも言いましたが、ストレスに対抗するために必要なホルモンです。
でも、現代社会では慢性的なストレスを受けてる人が多くて、コルチゾールも増えやすい状態です。
以前記事にコルチゾールについて書いたので、そちらを読んでもらえればと思います。
月並みではありますが、ストレスを溜めないために栄養と睡眠、適度な運動が良いということです。
2.インスリン
インスリンの役割
役割としては血液中の糖分(グルコース)を筋細胞や脂肪細胞など取り込む働きがあります。
このブログではコントロールすべきホルモンとしてたびたび出ますね^^
インスリンの過剰分泌
膵臓に腫瘍ができる「インスリノーマ」では、インスリンの分泌が過剰になります。
「インスリノーマ」も色々な症状が出ますが、インスリノーマの人は肥満になります。
それも全身性の肥満です。
また、現代での食事は血糖値を上げやすい食品や料理が多いので、インスリンの分泌が過剰になりやすい傾向にあります。
インスリンの分泌が過剰になるとその効きが弱くなる「インスリン抵抗性」が生じ、効き目が出るまでインスリンの分泌量が増えるという負の連鎖が生じます。
体型の変化
インスリンの分泌量が多い人は肥満体型になります。
部分痩せにはどのような関係があるでしょうか?
インスリンには脂肪細胞に糖分を取り込ませる働きがあるとお話ししましたね。
実はこの働きはカラダの場所によって効き目が変わります。
良くあることだと思うんですが、ヒトによって脂肪が付きやすい場所、痩せ始めるとすぐに脂肪が落ちやすいところがありますよね。
ボク自身、顎の脂肪はすぐに落ちるのに、お腹の「浮き輪肉」と言われるウエストの部分の脂肪が落ちにくい体質です^^;
なぜこのようなことが起こるのか・・・
これにはインスリンの効き目の差が関係しています。
それを「インスリン感受性」と言いますが、「インスリン感受性」が高い場所は太りやすいんです。
ちょっとのインスリンにも反応して糖分を取り入れてくれるわけなので、脂肪を貯めこみやすいんですね。
この「インスリン感受性」実はお腹の周りの脂肪細胞はでは高い傾向にあるんです。
なので「インスリン感受性」が高い場所に脂肪が溜まりやすいのはある程度仕方のないことと言えます。
インスリンの改善
インスリンは血糖に反応するので、いきなり甘いお菓子などを食べるとインスリンの量が一気に上がってしまいます。
繊維質の高いサラダや味噌汁などから食べるなど、食べる順番を工夫しましょう。
また、ちょこちょこ食べるとインスリンが持続的に高い数値になって、下がりにくくなってしまいます。
食事の量は減らさなくてもいいですから、食事の回数を減らすことでインスリンの上昇を防ぎましょう。
インスリンに関しても以前記事に書いたので、参考に見ていただけると嬉しいです。
3.エストロゲンによる影響
エストロゲンの役割
エストロゲンは別名女性ホルモンといわれています。
女性ではエストロゲンは卵巣や胎盤など、女性器で作られ分泌されますが、男性でもテストステロン(別名:男性ホルモン)を元にエストロゲンが作られて分泌されます。
このエストロゲンは女性の機能を制御する役割が多いですが、骨代謝や脂質代謝の制御にも関わっています。
エストロゲンの分泌量変化
男性は年齢を取るごとに徐々にエストロゲンが減っていきます。
女性は30代を超えると徐々に減っていきますが、閉経後に急激にエストロゲンが減少し、男性よりも少なくなってしまいます。
エストロゲンが減少すると骨がスカスカになる骨粗鬆症になったり、脂肪代謝の制御がうまくいかず、太りやすくなります。
体型の変化
皆さんは「リンゴ型肥満」と「洋ナシ型肥満」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「リンゴ型肥満」はお腹周辺の皮下脂肪や内臓脂肪が増えることで、上半身が太った体型になります。
これは男性に多く見られます。
「洋ナシ型肥満」は下半身肥満ともいわれ、お尻や足に脂肪が付きやすくなります。
これは若い女性に多く見られます。
男性は内臓脂肪が付きやすく、若い女性は内臓脂肪が付きにくいわけです。
これにエストロゲンが関係していると言われているんですね。
どういうことか説明しますね!
さっき書きましたが、女性は閉経後エストロゲンは急激に減少します。
そして、この閉経後太りやすくなるわけなんですが、その太る部分として内臓脂肪は急激に増えることがわかっています。
「洋ナシ型肥満」の多い女性もエストロゲンが急激に減少するとお腹周囲が太くなる「リンゴ型肥満」になるわけなんです。
エストロゲンの改善
エストロゲンはコントロールすることが難しいと言われています。
それは女性の生理周期に合わせて、エストロゲンが激しく増減したり先ほど言ったように、年齢によっても変わってくるからです。
そんな中カラダにかかるストレスが多いとエストロゲンの分泌量が下がることはわかっているんですね。
なので、コルチゾールの時と似ていますが、過度なストレスに対して食事や睡眠、適度な運動をするようにしてストレスを溜めないようにすることが必要になります。
まとめ
・コルチゾールの過剰分泌は中心性肥満の可能性がある
・インスリンの感受性が高い脂肪細胞に脂肪が貯まる
・エストロゲンの分泌が減ると内臓脂肪が増える。
ホルモンと部分痩せに関しては科学的証拠を示すことは現段階では難しいです。
ただ、今日書いたように、ホルモンの過剰な分泌や分泌量の低下で特有の体型の変化があることもわかってもらえたと思います。
部分瘦せに関して数日通して書いてきました。
その中で
・「遺伝」「姿勢」「ホルモン」が関係していること
・「姿勢」は無意識に決まるものなので、背骨の柔軟性を高めて無意識の内に「姿勢」を良くすべきこと
・「ホルモン」は科学的には解明されていないものの、ホルモンの分泌異常が特定の場所の脂肪を増やしてしまうこと
このようなことを書きました。
結果的にできることは姿勢を治す「ストレッチ」と食事、睡眠、適度な運動と月並な内容になってしまったのが、残念^^;
ダイエット太郎としてはここの実践論をもっと確立していかないといけないのが、今後の課題です^^
もっと、わかりやすく、でも科学的にも正しいダイエットを今後も研究していきたいと思います^^
それでは、またの機会に!