部分痩せー姿勢の改善から得られるもの:その2
こんにちは。ダイエット太郎です。
しかし!
こんなにも暑いのに・・・
汗もいっぱいかくのに・・・
夏は基礎代謝が下がって痩せにくいなんてなんか不公平^^;
皆さん、体調にはくれぐれも気を付けて夏を楽しんでくださいね。
さて、先日から書いている「部分痩せ」について今日も書いていきます。
昨日に引き続き背骨の形(脊柱アライメント)が姿勢や体型に及ぼす影響について書いていきます。
今日は姿勢を改善するにはどうすべきか書いていこうと思います。
姿勢を治すというのは理学療法士テーマのひとつでもあります。
なので、正直に言います。
姿勢を治すには地道な努力が必要です!
もしこのブログを通して、ひとつでも役に立てるならとも思いますので、シャキッと情報発信していきたいと思います^^
それでは、今日もよろしくお願いします。
目次
姿勢を治すことが難しい理由
1.日々の生活習慣で形作られる姿勢
姿勢を治すことが難しい理由のひとつが日々の生活習慣が関わっていることです。
ひとりひとり仕事や家事、趣味など生活によって形作られることが多いんですね。
作業というのはずっと同じ姿勢でいることが多いですよね。
そうするとカラダはどうするか・・・
カラダはより楽な姿勢、より安定した姿勢を求めてどんどん変化していきます。
デスクワークや手芸など座ったまま、首を下に向けることが多い人の場合、頭が前に出るので、それに合わせるようにして、腰が後ろに引けて、だんだんと猫背になってしまいます。
逆に立って中腰の姿勢で作業する人は骨盤を必要以上に前傾させることで、お尻が大きくなってしまうような人もいます。
いずれにしても、仕事や家事動作などはやめるわけにはいかないので、姿勢を治すのを難しくしてしまうんですね。
2.無意識に決められている姿勢
これも非常に重要なことです!
そもそも、姿勢って皆さんは意識していますか?
座る時、足の位置はこうして、腰はこうして、頭の位置は・・・
もしかしたら、いるかもしれないですが、ほぼすべての人が自分の姿勢を四六時中意識することはしていません。
姿勢を気を付けていても、他の作業をやっている時には自然にいつもの姿勢に戻ってしまいますよね^^;
これは、ヒトの脳がさせているというより、姿勢を取った時に反射的に力の入れ方など自動で行われるからです。
例えば、椅子を見て「座ろう」と頭で思うとします。
あなたの脳は「座ろう」という意思決定のみに働き、後の椅子に近づく、着座する、姿勢を保つというのは、「脊髄」のレベルで行われます。
「脊髄」というのは背骨の中にある神経ですね。
背骨の中にある「脊髄」は神経の塊ですが、脳のように意思はありません。
それで、脳から「座る」と命令されるとそれこそ自動で、その人の「座る」姿勢に筋肉を働かせて座ってくれるんです。
正直、脊髄にとってはその姿勢が良かろうが悪かろうが関係ありません。
自分がしてきた「座る」時の力の入れ方で座るわけです。
このことから何が言えるでしょうか?
「無意識で決められている姿勢」を「意識して治す」というのはかなり難しいということです。
3.重力に弱い背骨は姿勢を悪くすることで安定する
この3つ目はさらに重要に・・・(笑
本当に文をまとめられなくてごめんなさい^^;
この3つ目が最後なので、読んでみてください。
皆さんはなんで年を取ると背中が前に曲がるんだろう?と疑問に思ったことはありませんか。
重い物を持っていたから!
という答えの人は半分正解!
それは確かにあってはいるんですが、例えば、重い物を持っていても、その仕事が終わったら背骨を伸ばす!
それで済む話ですよね?
そこには、背骨を曲げなければいけなかった理由があるんです。
下の絵を見てください。
これは正常な人の背骨の図です。
昨日、背骨のS字弯曲の話を書きましたよね。
背骨は首の骨7個、胸の骨12個、腰の骨5個の下に骨盤があり、その背骨の間に椎間板(図では青い部分)という軟部組織が挟まって積み木のように積み重なりながら、S字弯曲を作っているんですね。
この背骨を見た時、ある疑問を持った人はスルドイ視点を持った人です!
そもそも、なぜ背骨がS字である必要があるんだろう?という疑問です。
そう、背骨がカラダを支えるものであるなら、こんな何個も骨を積み上げた、積み木ではなく一本の骨にしてしまえばいいんですよね。
でも、そうではなく背骨は積み木、しかもまっすぐではなくS字の弯曲を描いています。
これが、姿勢を治すことを難しくしている大きな原因のひとつであり、改善ポイントの一つです。
背骨がS字弯曲である理由
それはS字弯曲がたわんで「バネ」のような働きをすることで、カラダにかかる外力から身を守っているということです。
ヒトは地球上のどこにいても常に重力によって、地球に引っ張られています。
そのため、歩く、走る、跳ぶなど動作をして、地面に接するたびに地球から衝撃を受けています。
歩いていると足が地面に着くたび、自分の体重分の衝撃が地面からカラダに受けているんです。
この衝撃は突然、パッとなくなるわけではありません。
カラダに入ってきた衝撃は背骨がたわむことで、相殺する形で消してくれているんですね。
えっそんなことあるの?
と思う方は想像してみてください。
卵を地面に落とすと割れてしまいますよね?
でも、同じ重さのゴムボールを地面に落としても割れません。
それはゴムボールがたわんで衝撃を吸収してくれているからです。
同じことがヒトにも起こっています。
背骨をたわますことで、地球から受ける衝撃を吸収しているんです。
ですが、もしこのばねである背骨がさびついて、衝撃を受けてくれなくなるとどうなるでしょうか。
もしくは、さっきの話のように、背骨が受けきれる以上の衝撃を受けるような動作をする場合はどうでしょうか?
さっきのように何もしなければ、卵を地面に落とした時のようにカラダは壊れてしまうでしょう。
そのため、ヒトはカラダを変化させます。
これが、背骨が曲がる答えです。
そう、背中を丸めるんです
どうしてそうするのでしょうか?
もう一度図を見てもらえますか?
この骨と骨の積み木の間には柔らかい「椎間板」がありますよね。
これを潰して骨と骨の間を狭めることで、骨と骨がくっついてバネではなく、一本の棒になっていきます。
背骨は前側に積み木があるので、そこが近づけばどんどん背中が丸まります。
背中が棒になると固くなり、衝撃から身を守ることが出来ます。
さっき例で考えるなら、ゴムボールから体をプラスチックのような硬いボールに変えてしまうわけです。
こうすることで、地面との衝撃に対してカラダが壊れることはなくなります。
でも、色々な弊害が生じてくるわけです。
その一つの症状が姿勢が悪くなるということですね。
今日のまとめ
凄く長くなって・・・ほんとすいません。
明日は姿勢を改善するにはについて触れていきます^^;
最後に姿勢を治すのが難しい理由1.2.3から一つのことが言えるということについて書きます。
それは悪い姿勢への変化は日常の中で無意識のうちに進んで行くということです。
そのために悪い姿勢を治すのは難しいんです。
ヒトの脳がその人のために選択した姿勢なので、それを打ち壊すのは本当に難しいんですね・・・
でも、無意識つまり意識にはのぼらないということは、悪い姿勢を治す時も無意識のうちに治るということでもあります。
なにをすると良くなるのでしょうか?
この点を明日取り上げたいと思います。
キーワードは「背骨(脊柱)の柔軟性」です。
にしても、説明がやたら長い・・・
もっとわかりやすい言葉で伝えられたらいいのに^^;
それではまた明日。