【ダイエッター必見】インスリンを減らす努力がすべて
こんにちは。ダイエット太郎です。
今日もダイエットブログを書いていきます!
始めたばかりなので、どんどん行きたいですね^^
昨日からファスティングについて触れていますが、最近ボクはこのインスリンが出ていない時間が長いことがダイエットの正解なんだと感じています。
それで、今日は「インスリン」について書いていこうと思います!
最終的にはダイエットを成功させるための考え方を書いていこうと思うので、最後まで読んでくださるとうれしいです。
まず、「インスリン」とはということなんですが、一言で言えば「血糖値を下げるホルモン」ですね。
ここで、少し「ホルモン」について書いていこうと思います。
読みたくない方は次の段落まで飛ばしてください。
ヒトのカラダの生理学で考えた時、ヒトの細胞間の情報のやり取りは大きく分けて二つに分けられます。
それは「神経伝達」と「液性伝達」の二つです。
「神経伝達」は皆さんもよく知っているように脳や脊髄などの中枢神経細胞によって運動を制御したり、身体の各部位にある感覚を知覚していますよね。
それは主に神経線維によって筋肉や感覚器官などの組織と連絡を取り合っています。
それに対して、「液性伝達」ではある部位で作られた物質が血液中に放出され、その物質がある特定の細胞に働きかけて、その細胞が活動するようになります。
主にエネルギー代謝や体温の維持、内臓の働きに使われているこの「液性伝達」はヒトの生体機能を調整するのに非常に重要な働きをしています。
それで「ホルモン」というのはこの「液性伝達」をする「物質」のことを指して様々な種類があります。
そのうちの一つが「インスリン」というホルモンです。
ヒトは食物を食べるとそれが消化器によって分解され、主に小腸から各栄養素が吸収され、血管内に入ります。
各栄養素の中で、グルコースつまり糖分の上昇(血糖値の上昇)に反応して膵臓のランゲルハンス島という部位にあるβ細胞は「インスリン」を血液中に分泌します。
実は「インスリン」はアミノ酸(たんぱく質が分解されたもの)にも反応しますし、空腹時に分泌されるグルカゴンというホルモンにも反応して分泌されます。
「インスリン」は血液中に乗って、肝臓や骨格筋、脂肪細胞で細胞内にグルコースを取り込むように促すことで、血糖値を下げる作用を持ちます。
最初に「インスリン」を悪者のように書いてしまいましたが、もちろん人が生きていくためには「インスリン」は無くてはならないものです。
この「インスリン」を分泌するβ細胞が何らかの理由で消失してしまう病気を1型糖尿病と言います。
2型糖尿病は「インスリン」の分泌が減ったり、各細胞における「インスリン」の効きが悪くなったり(インスリン抵抗性)する場合のことを言って、糖尿病患者の95%の人は2型糖尿病になります。
細胞内に糖分を取り込みにくくなってしまうわけですから、血糖値が下がりにくく、血管を痛めてしまう、そして、細胞の糖代謝が上手くいかなくなってしまう厳しい病気です。
さて、「インスリン」に関して書いてきましたが、ダイエットに関してどのような関わりがあるんでしょうか?
そこで、参考にするのがここ数日この本ばかり出てきていますねw
参考書
ジェイソン・ファン著
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この本の中でこのような言葉がありました。
「ホルモン」ですべて説明がつく
大きくいうと、肥満の原因は、体内のホルモンのバランスが崩れることによって体重の設定値が高くなり過ぎることだ。
ホルモンは、多数の体内システムの調節を担う化学的な伝達物質で、食欲、脂肪の蓄積、血糖値の調節などを行う。では、どのホルモンが肥満の原因なのだろう?
・・・中略
因果関係が見られたホルモンがふたつあった。「インスリン」と「コルチゾール」である。
ん-、少し解説しなければいけない部分がありますね。
それは「体重の設定値」と「コルチゾール」についてです。
本書の中では、「体重の設定値」が存在すると言っています。
これは、その人のカラダ(本書の中では視床下部という脳の一部)によってその人の理想の体重が決められており、食べる物を減らして、摂取カロリーを少なくすると、それに対してカラダの中の基礎代謝量を下げて消費カロリーを少なくすることで、バランスを保ってしまうということが書かれています。
要するに、痩せようと食事量を減らすなど努力してもカラダはその体重を維持しようと勝手に調節してしまうということです。
「コルチゾール」についてはどうでしょうか?
「コルチゾール」はストレスホルモンとも呼ばれていて、ストレスを感じた時に分泌され、ストレスを感じなくなると減ります。
そして、「コルチゾール」は血糖値を上げるという「インスリン」とは逆の性質を持っているので、一見「インスリン」を悪役と見立てると良い役にも見えるのですが、そうではないんですね。
ストレスを慢性的に受けて、「コルチゾール」がずっと出続けると血糖値をずっと上げ続ける信号が発せられます。
血糖値が上がり続けるとどうなるかというと、もうお分かりのとおり「インスリン」が分泌されるわけですね。
さて、今説明したことを要約していくとこうなります。
・ヒトのカラダには体重の設定値がある。
・体重の設定値は脳(視床下部)で調節されている。
・太る原因はホルモンのバランスが崩れることによって、体重の設定値が高くなり過ぎるから。
・慢性的な「コルチゾール」の分泌は「インスリン」の分泌量を上げてしまう。
もう一度本に戻ってみます。別の箇所にはこのように書かれていました。
肥満になるかどうかは、脳内の視床下部が決めた設定体重による。インスリンが肥満の原因ならば、インスリンは主に脳に働きかけて「太れ」という指令を出していることになる。この仮説に基づけば、インスリンの分泌量が高いと、体重の設定値も高くなるということになる。
そう、「インスリン」の分泌量が高いと太るんです。
抜粋した箇所には”仮説”とありますが、この本ではそれについての研究が載せられており、インスリンを投与された人が太ってしまうこと、そして、インスリンが出なくなってしまう1型糖尿病の患者が一様に痩せてしまうことが書かれていました。
この事実で驚いたのは、ヒトは摂取カロリーを減らしても、体重の設定値が高いとそこに戻る性質があるという点でした。
「えっ!カロリー計算しても意味ないじゃん。。。」
ボクのダイエットの最初はカロリー計算から入りましたから、なんだか少し悲しくなりましたが、科学の進歩とはそういうものでしょうね!
それに本書では「カロリー計算はしても”いいが”、意味はない」と微妙にフォローを入れてくれていました(笑)。
前回書いたファスティングの目的はこの「インスリン」が出る時間を減らして、体重の設定値を下げるために行うことが主な目的になります。
決して、摂取カロリーを減らすためではないんですね。
さて、長くなってしまったので今日はこの辺にして、明日は「インスリン」の分泌量を減らす方法について書いていきます!
それでは、また明日。